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2020年 10月 26日 全統翌日!復習せむ!
こんにちは!担任助手の西山です。
っていつも始めているのですけれど
これ飽きてきました。
次はなんか違う一言から始めることにします。
というわけで西山のブログを始めます。
今日は、全統の翌日ということで復習についてです。
長くなりそうですが、結構調べながら書いてみたので、
皆さん読んで理解して勉強に役立てて欲しいです。
参考にしたもの→https://education-child.net/hippocampus-study-method
https://president.jp/articles/-/12018
そもそも、勉強において復習することは、どのように脳に作用するでしょうか?
それでは、3秒考えてください!
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もうひとつそもそも論を挟みますと、ヒトの記憶には「短期記憶」と「長期記憶」に分けられます。
短期記憶は新しい情報が保存されるので、古くなった情報はすぐに忘れられてしまいます。
一方、長期記憶は本格的に記憶するために使われ、海馬によって必要と判断された情報のみが保存されます。
この海馬は、「生きていくために必要不可欠」と判断した情報だけを長期記憶に送ります。
しかし、勉強に関する記憶は、生物学的には「生きていくために必要不可欠」とは言えません。
そのため、勉強したことを記憶するためには、海馬を騙して、
「生きていくために必要不可欠」だと思い込ませる必要があります。
そのためのものが復習です。何回も復習することで、
海馬は「何度もこの情報が入ってくるから、きっと重要なんだな、長期記憶に保存しよう」となるわけです。
お待たせしました。やっと実際的な復習の考え方に入ります。
聞いたことがある人も多いかもしれませんが、重要なのでぜひご覧あれ。
第一に、忘却曲線です。
これ東進の最初のガイダンスとかでも使っています。
このグラフは時間の経過と記憶(忘れていく度合い)の関係を表しています。
ポイントは、傾きが一定ではない所です。復習によって傾きを緩やかにすることが肝です。
まず一番ダメな例を紹介しますと、
1回目の学習を終えて、復習のタイミングが1ヶ月空いてしまうことです。
海馬は1ヶ月かけて情報を整理して、情報の取捨選択を行うので、
1ヶ月間も触れられない情報は忘れてよいと判断されるわけです。
1ヶ月ほったらかしにした勉強はほとんど無駄になります。
推奨される復習タイミングは、1日後→その1週間後→その2週間後→その1ヶ月後、です。
第二に、「入力」と「出力」についてです。
脳は圧倒的に出力のほうを重要視するようです。
「この情報はこんなに使われるのか。ならば覚えなければ」といった具合です。
そのため、教科書や参考書を何度も見直すよりも、
問題集を繰り返し解くような復習法のほうがより効果的といえます。
第三に、記憶の関連性についてです。
単独の記憶よりも、他の記憶と連結した情報のほうが記憶しやすいのです。
言い換えると、事前知識を持っている方が記憶しやすいということです。
そのため、勉強の最初の方は引っかかるものが少ないために覚えにくいですが、
学習を続けていくほど、記憶の相互性が高まって覚えやすくなるのです。
最後に、私は「記憶にひっかける」イメージで暗記物を覚えています。
要は、問題で「これは何ですか」と出された時に思い出せればいいのですから、
「あーなんだっけなー確かこれやな」とギリギリ思い出せるくらいが好みの覚え具合です。
英単語等の単純記憶は1番目に紹介したように、適切なタイミングで復習することが効果的です。
日本史世界史のような膨大な暗記が必要なものは、相互の関連付けが重要なので
(一問一答から始めるな、と言われるのはこういった要因でしょう)
1つの用語から、芋づる式に関連した情報を思い出せる状態が望ましいです。
「あーこの人ね、何やった人でこの後に誰誰が出てきて。こういう時代背景だったなー」
といった感じです!
ここまで読んでくれた人がいたらありがとうございます!
勉強に役立ててくれると嬉しいです。
明日のブログは大竹担任助手です。
将来の夢についてだそうなので、ぜひ読んであげてくださーい。
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