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2025年 10月 18日 合格よりも大切なものをくれた人

こんにちばんは!
かわいです
今日は俺が受験生だった時の感動秘話を話します
高3の思い出を主に書きたいですが
俺のことあまり知らない人もいると思うので
まず初めにざっくりと低学年時代を書きます
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高1
11月 文理選択を理系に決める
12月 東進入学
2月 英検準2級不合格
高2
4月 本格的に英語の勉強を始める
志望校は北大か千葉大の薬学部
7-8月 英数国合わせて一日6時間程勉強
10月 英検2級合格
11月 文転を決意・世界史を学び始める
志望校は早稲田大学商学部
12月 一日8-10時間程勉強
1月 共通テスト同日模試3教科平均46%で絶望
2-3月 勉強以外のことは何も考えていなかった
4月高3になる
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出会いは高校3年生の4月でした
受験生になってから初めてのTM
受験生時代のTMは3人で、樺澤さんが担任助手でした
最初の自己紹介での出来事です。
???「上野高校に通ってます。サッカー部です。趣味はサッカーです。勉強はあんましてないです。」
第一印象は「肌黒い脳筋サッカー少年」でした
「なんでこんな奴とTM一緒なのかな」とか思ってました
低学年までのTMでやる気が俺と同じくらいあって切磋琢磨できるような人がいなかったので
高3からの新しいTMには期待で胸を膨らませていました
当時は勉強のことしか考えていなかったので勉強しない奴を軽蔑していたのもあり、
「あんま勉強してないやつとTM一緒か~」とか思って失望してました
そいつは成績が悪かったし
第一志望の大学も明治だったのでライバルとすら思ってませんでした
7月になるとそいつは部活を引退しました
TMではちょこちょこ話していましたが
正直そんなに仲良くなかったです
そんな中、転機が訪れたのは8月の共通テスト模試でした
次の日、初めて校舎で”二人で”話しました
最初は「英語Rムズかったよな」とか模試の話しかしていなかったですが
思っていたよりそいつは悔しがっていたので
「朝登校したらもっと勉強時間確保できたんじゃない?」みたいなニュアンスで
担任助手みたいなことを言いました
今考えればだいぶ辛辣でした
するとそいつは
「俺朝5時に起きて6-7時くらいから学校で勉強してるんだよね。だから東進には10時くらいから行ってる。」
っていってきたんです
????
何言ってんだこいつって思いました
ぬるま湯につかっていた当時の俺には衝撃が大きかったです
衝撃でした。ほんとにほんとに。
勉強時間確保できてないのは俺の方だと思いました
と同時に、本気で頑張ってる人間に対して失礼な言葉をかけてしまったと深く後悔しました
模試や過去問がまあまあ良かった俺には驕りがあったんだと
無意識の内になんとなく受かる側の人間だと思っていたんだと気づかされました
夏休みを制したのは俺ではなくそいつでした
受験生の夏、俺ももちろん頑張っていました
一日12時間くらいは勉強していたと思います
でも正直もっとやれました。
勉強以外の時間だってもっと減らせたし、無駄な時間多かったなって。
勉強してもなかなか上がらない成績。
誰の目にも触れない影の努力。
そんなのは低学年の時に嫌というほど経験していたので
彼に深く共感しました
そこからは彼を見る目が変わりました
その後彼は9-10月から急に成績が伸び始め、
ある日彼は俺に第一志望を早稲田商学部にするといってきたんです
彼の成績が上がるのは自分の成績が上がるよりも嬉しかったし、
「こいつと一緒に受かりたい。同じ大学に行きたい。」
そう思うようになりました
ニコニコしながら模試や過去問の成績が上がったと言ってきた時は
「こいつ可愛〜やつ」とか思ったし
俺もめっちゃ嬉しかったです☺️
彼の成績は俺が思っていたよりも急激に伸び、
ライバルと呼べるような存在になっていきました
高校のレベルがそんなに高くない俺にはこんなに一所懸命努力する人間が高校にいなかったので
受験期では他の誰よりも一緒にいたいと思う存在になりました
こいつと一緒に居れば刺激がもらえる。モチベーションになるという確信があったからです。
10月・11月頃から同じ過去問を同じ日に解くようになりました
この問題は解けなくていいとか
ここの問題はこう解いたとか
課題は単語だなとか
色々共有していました
人それぞれ問題に対する向き合い方は違うので
彼から知識をもらうこともありました
気持ちが悪いと思う人もいるかもしれないですが
お互い、河合の方が点数高いのは当たり前だという暗黙の認識があったので
彼も俺も何とも思っていなかったです
そんな中、10月のある日のことです。
事件は起きました。
早稲田社会科学部2021年の英語を一緒に解いたときのことです
なんと俺よりも彼の方が点数が高かったんです
また強く衝撃を受けました
こなした過去問の量は俺の方がもちろん多いし
勉強してきた年月も俺と彼とでは1年の差がありました
それまでそんなことは一回もなかったので
何故か素直に喜べなかったのを今でも覚えています
半年くらいしかちゃんと勉強してない人に俺が負けた?
じゃあ俺こっからどんどん他の人に抜かされてく一方なのかな、と
一気に不安が押し寄せてきました
そこからはさらにギアを上げて頑張りました
それからというもの
彼と俺は勝ったり負けたり
互角とまでは言いませんがかなり競っていました
一緒に早稲田に行く未来を想像できるレベルで。
もうこの頃には結構仲良くなって一緒に帰ったりしてました
そして12月の終わりになり、千題テストがやってきました
彼は社会選択ではなく文系数学選択だったので
社会では競うことがかなわなかったですが、
(ちなみに社会は校舎1位でした^^)
英語ではいい戦いになるだろうなと楽しみにしていました。
受験超直前なので、「ここで負けたらどうしよう汗」とも考えていました
結果は俺が校舎2位、彼が3位でした
彼は熟語や文法をがっつり勉強する時間がなかったので
最後は俺が低学年時代に培った基礎力で守り勝ったのだと思います
勝てたことにめちゃくちゃ安心するとともに
彼の底辺時代も見てきたからこそ
「遂にここまで来たか。」
上からですが、そう思っていました
あと彼の名が校舎に知れて嬉しかったです。
そして迎えた共通テスト本番。
次の日、俺と彼はお互いの点数を言い合いました。
なんと国語は彼の方が高く、
合計では俺が449で彼が441でした
点数まで鮮明に覚えてます
到達点はほぼ一緒でした。
正直彼の点数がここまで高いとは思ってなかったので超嬉しかったです。
そして少し悔しかったです。
最後早稲田社学の試験が終わるまで受験は大波乱でしたが、結果に関してはあまり触れないでおきます。
そして俺の受験は幕を閉じました。
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結局彼は早稲田商学部の最低合格点にあと0.9点足りず、落ちてしまいました
ドラマみたいな点差でした。
本当にこんなことってあるんですね。
一緒に早稲田に通うことは叶わなかったですが、
今一緒に働けているし、
毎日のように会っています。
そいつがいたからこそ俺は早稲田に合格できたし、
そいつも俺から何かしらいい影響は受けていたと思います。
そんな刺激し合えるような、こいつがいるから頑張ろうと思えるようなライバルが俺の受験生時代にはいました。
本当に感謝しています。
クサいですが、
今でもこんなに気が合う人間にこれ以降出会うことはないんじゃないかと思うくらいそいつとは気が合います。
そんな素敵な出会いがありました。
受験期にそいつと出会えたことで人間的にも成長できたと思います。
受験において学力はもちろん大切ですが
もしかしたら”人間性”はもっと大切なのかもしれません。
~FIN~
明日は黒木さんのブログでテーマは「併願校について」
お楽しみに~!
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